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とくべつな学生のとくべつなにっき

「とくべつな学生のとくべつなにっき」
これはスイス人が書いた、自転車による「お遍路日記」です。
DSC00065.jpg

彼は、語学留学生のスイス人。
彼がDADDYに始めて来たのは何時の事だっただろう・・・
自転車は「BMC」のMTB。勿論スイスからの持込。
「パンクしました。」
「スポークが折れました。」
初めはほとんど日本語が話せず、英語での会話。
初めての店で、「ちゃんと直るのか?」「いくら請求されるのか?」も分からず、不安が有ったのではないだろうか?
「ヨッシャ!日本のプロショップの腕前を見せてやろう!」
彼の事は良く知らない。
彼が何処から来たのか・・・彼が何人なのか・・・それも知らない。
しかし、そんなことは関係ない。
「一期一会」
次は来ないかもしれない・・・
その事が、自分を日本代表のように振るい立たせた。
「ありがとう・・・スゴイ、スゴイ。」と言って、彼は帰っていった。
それが彼との付き合いの初めだった。

ある時、「自転車が壊れた」と店に立ち寄った。
チェーンステーがボッキリ・・・
BMCが欲しいが、日本に輸入されている物は高級品ばかり。
スイスから、兄がBMCのフレームを持ち込んだ。
「組んでくれ」と頼まれた。
翌日組上げると、「スゴイ、スゴイ、ハヤイ」と驚いた。

そんな彼が、「四国お遍路の旅」に出かけることになった。
「道中必ずトラブルがあるから、困ったことが有ったら電話をして来い。」と名刺を渡しておいた。
何日かして、やっぱり電話があった。
「スポークが折れた・・・」
近くの自転車屋に何軒か電話し、修理してくれそうな自転車屋を連絡した。
17日間で彼はお遍路の旅を終える事が出来た。

そして、帰国の日が近づいた。
今日、その彼が店を訪れた。
「アナタハ、トテモ、トテモ、シンセツニシテクレマシタ。」
「ワタシハ、スコシダケ、アナタニ、プレゼントガアリマス。」
そう言って、彼が私に手渡したのは、「とくべつな学生のとくべつなにっき」と書かれた、彼の言葉(不完全な日本語)で書かれた彼のお遍路日記だった。
そしてもう一つ、「これはスイスのナイフです。」と言って、かわいい折りたたみナイフを手渡してくれた。
DSC00068.jpg

彼には特別なサービスをしたつもりはないし、特別な仕事をしたわけでもない。
しかし、彼からは特別なプレゼントを頂く事になってしまった。
一期一会・・・
ただ、その時出来る限りの事をしただけ・・・

彼とは今後会うことは無いかもしれない。
そんな彼と、「お店」と言う場所の中で、金銭を越えた交流をもてたことを、今後の心の糧としていきたい。

この年になって、小くて、そしてとても大きな宝物が出来ました・・・
コメント

電話を掛けまくってお店を探していたのを思い出しました。 
お店をやっていると色々な出会いや出来事が積もって行きます。
まだ3年?4年目かな?
ハートフルな出会いがこれからもあるといいですね。
私なんか足掛け19年も歩いて来たのに、こんな良い話無いですよ。
やっぱり人格の違いだな。
やばい事はゴロゴロ転がってたんですど、、、。
頑張って!

店を始めて、もう5年目になります。
良いお客さんに恵まれて、大変にありがたく思っています。
まだまだ、至らぬ点は多々有りますが、大目に見てやってください。

あのBMCに乗った方は、帰国されたのですね。
ちょくちょく練習中に見かけてたのですが、
このところ見ないな、と思ってたら。

あの方にとっても素晴しい思い出となったのでしょうね。

イチローは特別な結果を出すのに、「特別なことをしないこと」とコメントしてました。
それが、『特別』なことなのかな、と思いました。

僕たちにとっては、DADDYはいつも特別です。
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