またまた東京。

昼前の電車に乗り、瑞浪駅を出発。10月からこれで3度目の東京。
ほとんど毎週、東京、大阪、沖縄などのどこかへ出掛けている事になる。正直、交通費も馬鹿にならない。

3時頃に国際展示場に着いた。今日は東京サイクルショー初日。
今年のサイクルショーはとても寂しかった。
スポーツバイクメーカーのほとんどが「サイクルモード」に出店を移したために、サイクルショーへ出展しないメーカーが増えた。
出展しているのは大手マスプロメーカーと、台湾や中国のパーツや完成車メーカーのみ。はっきり言って、見る物は何も無い。
その中で唯一人だかりがあったのは、UCIプロツアーリーダー「バルベルデ」のサイン会とトークショーのようだった。
しかし、今回の上京はサイクルショーが目的ではない。
サイクルショーが終わった後の「バルベルデ」とのお食事会。
今回は、カワシマサイクル(ピナレロジャパン)のご好意により、東京湾で屋形船の食事会に呼んでいただく事になった。
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なるべくゲストに近い位置をキープするために、遠慮なく上座方面に座った。
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結果ご同席いただいたのはピナレロ本社の「ルチアーノ」、フォトジャーナリストの砂田さん等々。
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宴もたけなわ、ころあいを見計らってバルベルデに近付いた。
鞄から持ち出した「UCIリーダージャージ」にサインをお願いする。
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快く丁寧なサイン。(他の人のサインはかなり文字数が省かれていた)
その後、記念撮影。
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(アレハンドロ・バルベルデとホアキン・ロドリゲス(ケスデパーニュ・イリュスバレアレス))
ファウスト(ピナレロ社長)は、年間に30,000Kmも走りこむ努力家だそうだ。
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彼とは今年のグランフォンドの話と、来年の参加の話し、子供の話などで盛り上がった。

そろそろ宴会の終了近く。陽気なエスパーニャがカラオケを披露。
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天は二物を与えず・・・
ロードでは負けても、カラオケなら勝てる!
人間、得意な分野で生きていく事が大切ですね・・・

ツール・ド・おきなわ 2006 スタート

朝4時起床。
マッサージオイルを使って足をマッサージ。
痛みの出そうなところには「ホットタイプ」を塗りこむ。
ユニホームに着替えた後、バナナ1本とパワージェル1個。
更にBCAA/5g。
スタート時間が早く、ゆっくり食事を取る時間が無いので、食事は小分けして摂る。

4時45分。
アップに向かう。「先んずれば制す!」
沖縄と言えども、この時間はまだまだ暗いのでライトは必需品。
30~40分ほどコースを走ったが、すれ違う選手は殆どいない。
相変わらず風が強い。
途中、パワーバーを半分ほどかじり、5時半頃にホテルに帰って軽く朝食。
バナナ1本、サンドウィッチ、オレンジジュースとパワージェル1個。
朝食後、スタートの名護市民会館へ向かった。

整列は5時50分~6時20分と書いてあったが、時間になっても整列は始まっていない。
寒いので建物の中で暖をとる。

6時20分頃。
建物を出ると、一部の選手は既に整列していた。
基本はゼッケン順。番号の若い選手は皆、過去の成績上位者だ。
101番(100番から始まる)の私は遠慮無く最前列に並ばせて頂いた。
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しかし、番号が大きいのに後から来て前へ前へと並ぶ選手がいた。
明らかに、地元の選手達だ。これでは早くから並んでいる選手が気の毒。
この辺はマナーの問題だが、主催者側ももっと整列の管理をして欲しい。

6時45分。
スタート30分前。パワージェルを1個摂取。

7時。
パワージェルを1個摂取。
更にポケットにパワージェルを3個。ボトルは2本。1本は満タンで、1本は半分。
これは、何かのトラブルでボトルを落としてしまった時の予備。ゴールに近くなったら余分な中身は捨てる。
とにかく、捨てる事は出来ても補充は出来ないので、ハンガーノック対策は万全にしなくてはいけない。

7時10分。
いよいよスタートラインに並ぶ。
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ここでは、最前列に並ぶ100番台の選手をチェック。やはり、スプリンターが多い。
ゴール勝負になった時の位置取りのために、ユニホームは覚えておかなければいけない。
今日の作戦はズバリ「逃げ」。チームメイトと知り合い(先輩)の西丸さんを巻き込んで、本部の海洋博公園から逃げる予定だ。
しかし、作戦はあくまでも予定。逃げられなければゴール勝負。
一昨年の4位、昨年は5位とゴールスプリントで破れている。
しかも落車の危険性も大きいので、ゴールスプリントは最後の手段。
しかし、夏からのウェイトトレーニングで上半身をしっかりと鍛えてきた。
今回はゴールスプリントにも自信がある。選んだ車輪は勿論、コスミックカーボン。

7時15分、ツール・ド・おきなわ、市民男子50kmはスタートした。
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400人以上のエントリーとなると、レースをまったく知らない初心者が集団に紛れ込んでしまう。
そんな選手に前を走られたのではたまらない。
無駄な足を使いたくないのは山々だが、危険を避けるためにも、スタートと同時に一気にスピードを上げて力の無い選手を振るい落とす。
しかし、今年はちょっと様子が違った・・・
必死に前を引いて交代サインを出しても、後続の選手がなかなか前に出ようとしない。
風が強いので先頭を嫌がる選手が多いのだ。
見かねて前を引く選手もいるが、その後が続かない。先頭に出るのは決まった選手数名。
去年の覇者、高江洲君が積極的に前を引いている。
今回サポートしてくれるチームメイトも必死で前を引いてくれた。
しかし、まったく交代してくれる雰囲気が無いので、たまらず先頭に出て「もう引かなくて良いから下がってください。」と声を掛けた。
結局、前半はペースが上がらずサイクリング状態。
本部のスプリントポイントで一瞬ペースが上がったが、レースが動いたのはその後だった。

本部のスプリントポイント過ぎ。
一瞬スピードが緩んだところで、去年の覇者、高江洲君が動いた。
本部大橋の急坂をグングン登っている。ここで逃げられてはいけない。
すかさず後を追い合流。しかし、この動きは集団に吸収された。
集団はすぐに海洋博公園に向かう坂に入った。
ここでも、去年の覇者、高江洲君が積極的に前を引いている。
本当は、この高江洲君も巻き込んで逃げるつもりだったが、頂上の300mほど手前で交代の合図と共に姿を消してしまった。
先頭で最初の峠を上り、逃げに入るタイミングを狙ったが、チームメイトの姿も西丸さんの姿も見えない。

海洋博公園。
チームメイトとの合流を待って二人でアタック開始。少しの間逃げたのだが、仕掛けのタイミングが悪く失敗。ここまで散々先頭を引いたチームメイトの足も余裕が無くなっている。
何とか逃げたいと思い、小さな逃げ集団にもぐりこむのだが、すぐにペースダウンでなかなか逃げ集団を作れない。
こうなったらゴール勝負しかないと腹を決め、集団内で足を溜める事にした。

今帰仁のスプリントポイント過ぎ。
ここからが今回一番の急坂。前々で逃げを警戒して坂を上る。
坂を上ってホッと一息。ここから先は殆ど上りは無い。「ゴールスプリントに向けて」と集団中段ででゆっくりと休んでいた。
海岸端の道路に出てふと前を見ると、遠くに2人の人影。
「ん?逃げ?」まったく気づかなかった。
何で誰も追わないの?何で誰も言わないの?
集団のペースが上がれば簡単に追い付く距離だ。
ここまで、散々足を使ってきた。ここからは、今までおとなしくしていた選手に追わせたい。
しかし、集団のスピードは上がらない。
一定の距離を保ったまま、レースはゴールへと近づいた。

ついに国道58号線に入る。
ペースの上がらない集団に焦ったスプリンター達が一気にペースを上げに掛かる。
しかし続く選手がいない。集団のペースは上がったり下がったり。
去年も遅かったが今年は更に遅い。
これだけの人数がいるのに、一度も先頭に出ないで後ろについている選手には腹が立つが、そんな選手を振るい落とせなかったのは自分の責任でもある。

ゴール5Km手前。
逃げていた2人から一人が下がって来た。
これで相手は一人。このまま行けば十分に捕まえられるはずだ。
ゴールに近付くにつれ、集団は牽制の色が強くなって来た。
勿論それはお見通し。「そんな時には集団のペースが下がらないように引いてください。」とチームメイトと打ち合わせをしていた。
しかし、そのチームメイトが見当たらない。もう余裕が無いようだ。
自分がアシスト選手なら、ここで一気に前に追い付く事は可能だが、それに続くチームメンバーが居ない。逃げを潰すだけで終わってしまう。
それではまるで犬死だ。皆が同じ思いだろう。

集団のペースはどんどん落ちていく・・・

ゴールまで後1km。
左カーブに逃げる選手が消えていった。
「駄目だ、追い付かない・・・」
また今年も逃げを許してしまった。一緒に逃げたかったが、後悔しても後の祭り。
もうこれから先は2位争い。腹を括ってハンドルを絞った。

ラスト600m。
「最低3番手が欲しい。」と思った瞬間、横に居た選手をどかして前に上がっていた。
これで3番手をキープ。  集団は牽制状態。

ラスト500m。
集団の先頭の選手が一気にスパート。逃げる選手がグングン近付くが、捕らえるには微妙な距離。

ラスト200m。
ギヤを2段アップ。一瞬前のペースが緩む。仕掛けどころはここだった。
2番手を走る仲松選手の動きを警戒したばかりに、踏み込みを躊躇してしまった。

ラスト150mm。
「先に仕掛けなければ」と思って踏み込んだ瞬間にふくらはぎが痛んだ。
ひるんだ一瞬、前を走る仲松選手に踏み込まれてしまった。
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(サイクリングタイムよりお借りしました。)

一旦後ろに付きなおし、再度踏み込んだ。
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(11月13日、沖縄タイムス朝刊より)

しかし、散々動き回った足にスタミナは無かった・・・

ラスト10m。
両手を揚げてゴールする選手の姿が目の前に有った。
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(サイクリングタイムよりお借りしました。)

そしてゴール。
前に半車身を残し、3位でゴール。

体の力が抜けていく・・・
2006の沖縄が終わってしまった・・・
また勝てなかった・・・
何で、逃がしてしまったんだろう・・・
何で、逃げを潰せなかったのだろう・・・
なんて下手なレースをしたんだろう・・・

悔しさが込上げて来る。

しばらくして、レース結果が張り出された。

1位との差、0.6秒/約10m。
2位との差、0.06秒/約1m。

見れば見るほど悔しい。

しかし、ゴールスピードは昨年の55.3Km/hに対して、58.8Km/h。
確実に早くなっている。それがせめてもの救い?

表彰式が始まった。
それでも悔しさは治まらなかった。
しかし、チャンピオン200Kmで新城選手が3位で手を揚げるのを見て感動が込み上げてきた。
「そうだ、たった3人の表彰台に上がれるんだ」
気持ちを取り直し、表彰台に上がった。
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表彰台の上からの景色は格別だった。
他のレースでは味わえない感動があった。

メダルを貰って毎回お決まりのポーズ!
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そして、チーム員との乾杯!
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表彰式が終わると大宴会。
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ビールに泡盛、豚の丸焼きを腹いっぱいに詰めてカチャーシーで締めくくり。

その後も街へ繰り出して、オリオンビールに泡盛、地元の魚をタラフク食べてご就寝。
チョット飲みすぎた・・・

今年は残念な結果に終わったが、又来年がある。
鬼に笑われても良いので、「来年こそは勝利を!」と誓った。。

tag : ツール・ド・おきなわ

いざ、おきなわ!

8時50分/ANA301便。
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ついに、沖縄に向かう日がやってきた。

セントレアを発って約2時間。飛行機の窓から、名護~本部方面が見えて来た瞬間、「沖縄に帰ってきた。」そんな気持ちが込み上げてきた。
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お昼前には那覇に到着。
レンタカーを借りて名護に向かった。
途中、車のハンドルが取られるほどの恐ろしいほどの強風に、明日のレースが心配に。
名護到着は14時半頃。予定よりちょっと早い。
1年ぶりの名護市民会館。毎年見慣れた景色が懐かしい。
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受付を済ませ、ホテルに向かった。
毎年お世話になる「おじちゃん、おばちゃん」は今年も元気だ。
自転車を組み立て、コースの下見と軽いトレーニング。
本部からは、ほぼ横風か追い風。40km/hキープなら、楽々走れる。
2週間前から調整に入り、調子も上々。
勝てそうな予感が・・・

宿に戻って、入浴。
19時集合で晩御飯。生ビール2杯に抑えて、今日はお酒はお仕舞い。
ホテルへ帰って、明日のゼッケンと補給職の準備.
エキストラアミノアシッドとグルタミンを摂って23時頃に就寝・・・

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